豊かな音楽的才能と革新的なプログラミングが高い評価を得ており、国際的にもっとも活躍するヴィオリストの一人として名声を馳せている。
ソニー・クラシカルと専属契約を結び、リリースしたアルバムはいずれも高く評価され、多くの賞を獲得している。ヴィオラの重要な作品をはじめ、18世紀の手描き譜を世界で初めて録音したほか、現代作品や自身の編曲なども収録されている。2017年に『ウォルトン:ヴィオラ協奏曲、ブルッフ、ペルト』(マルクス・ポシュナー指揮バンベルク交響楽団)を、2018年にJ.S.バッハと同時代のフランス音楽を収録した『バロック』をリリース。2021年には『ヴィヴァルディ、パガニーニ、タルティーニ』を発表し、いずれも高い評価を得ている。
これまでに、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、ルーヴル宮音楽隊、ウィーン放送交響楽団、ベルン交響楽団、スイス・イタリアーナ管弦楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、フランクフルト・ムゼウム管弦楽団、MDR交響楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、ローザンヌ室内管弦楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン、ミュンヘン室内管弦楽団、ベルリン・バロック・ゾリステン等のオーケストラに客演し、アンドレイ・ボレイコ、シルヴァン・カンブルラン、コンスタンティノス・カリディス、ニコラス・コロン、ラインハルト・ゲーベル、ピエタリ・インキネン、ウラディーミル・ユロフスキ、ヨアナ・マルヴィッツ、アンドルー・マンゼ、コルネリウス・マイスター、マルク・ミンコフスキ、ケント・ナガノ、マルクス・ポシュナー、クリスティーナ・ポスカ、ミヒャエル・ザンデルリンク、クレメンス・シュルト、マルクス・シュテンツ、マリオ・ヴェンツァーゴ、シモーネ・ヤング等の指揮者と共演している。
2020/21シーズンは、シュヴェツィンゲン音楽祭とメクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭でアーティスト・イン・レジデンスを務め、オーケストラとの共演のほか、独自のプログラミングで室内楽公演を多数行った。
2021/22シーズンは、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ガリシア交響楽団、フランダース交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、ベルリン放送交響楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン等のオーケストラに客演する。また、シューベルティアーデ音楽祭、ニーダーザクセン音楽週間、ハイデルベルクの春音楽祭、ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭等に登場するほか、ザビーネ・マイヤー&ウィリアム・ヨンとのトリオ、ユリア・フィッシャー弦楽四重奏団との共演などがある。
2016年、恵まれない人々へ音楽の架け橋となるよう、慈善団体カリタス・ボンと共同で室内楽フェスティバル「クラシック・フュア・アル」を設立した。
ミュンヘン音楽大学でハリオルフ・シュリヒティヒに師事。ドレスデン・カール・マリア・フォン・ウェーバー音楽大学の教授を2年間務め、その後マドリッドのソフィア王妃高等音楽院で准教授を経て、2011年よりミュンヘン音楽大学の教授を務める。
現代の楽器製作者フィリップ・アウグスティンによるヴィオラを演奏する。
コンサート情報
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