人気プロ楽団とアマチュアたちが大コラボレーション!
横浜みなとみらいホールの新しい取り組み「わくわくブラス!」が気になる。公募のアマチュア吹奏楽奏者たちが、若手バリバリの腕利き揃いのプロ楽団「ぱんだウインドオーケストラ」と共演する市民参加企画。だが仕掛人たちの目標はただの「夢が叶ってうれしいです」の発表会ではなく、両者が交わることで生まれるある種のハレーションへの期待だ。“情熱のアマ”“技のプロ”という図式にとらわれない音楽の交感が呼び込む化学反応。それがプロ側に大きく起こる可能性だってあるわけで、いわば予測不能のガチバトル。「超上手いアマが来たら面白いですね」と「ぱんだ」のラスボス、コンマスの上野耕平も手ぐすね引いて待ち構える。指揮は横山奏。さらには聴衆がアクティブに楽しめるようにと、「吹奏楽同好会」なる聴体験プログラムも始まった。幕末に開港した横浜は、日本の吹奏楽発祥の地。この新たな胎動がどんな成果を生むのか、まさにわくわく。ハマの吹奏楽から目が離せない。
文:宮本 明
(ぶらあぼ2018年11月号より)
2018.11/25(日)15:00 横浜みなとみらいホール
問 横浜みなとみらいホールチケットセンター045-682-2000
http://www.yaf.or.jp/mmh/