ジャズ・ピアニストとしてだけでなく、近年はクラシック音楽の分野でも国内外の主要オーケストラと共演するなど積極的に活動を続けるピアニスト、小曽根真が紫綬褒章を受章した。4月28日、政府が2018年春の褒章受章者693人と22団体を発表したもの。
小曽根は、3月にニューヨーク・フィルハーモニックとの共演盤『ビヨンド・ボーダーズ』をリリースし話題となった。また、6月8日公開の河瀬直美監督の最新映画『Vision』の音楽を手がけるなど、そのマルチな才能と八面六臂の活躍が評価され、学術・芸術・発明などに顕著な功績のあった者に授与される紫綬褒章の授章となった。
受賞に際し小曽根は次のようにコメントを寄せている。
「この度は、思いがけずこのような褒章をいただき、驚きとともに喜びをかみしめています。これを励みにボーダーレスな世界をさらにクリエイトしていけるように頑張りたいと思います。
4月28日 ロシア・サンクトペテルブルクより
感謝を込めて…」
なお、小曽根は、4月30日(月)にロシアのサンクトペテルブルクで開催されるインターナショナル・ジャズ・デーの「グローバル・ガラ・コンサート」に日本代表として自身が率いる「No Name Horses Quintet」とともに出演。コンサートの模様は、インターナショナル・ジャズ・デーの公式サイトで生配信される予定。
■『ビヨンド・ボーダーズ』
ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:アラン・ギルバート
ピアノ:小曽根真
UCCU-1568 ¥3,240(税込)
ユニバーサルミュージック
収録曲
1. ジョージ・ガーシュウィン
「ラプソディ・イン・ブルー」
2. レナード・バーンスタイン
交響曲第2番「不安の時代」
ニューヨーク・フィルハーモニック
指揮:アラン・ギルバート
ピアノ:小曽根真
2017年11月、ニューヨーク、デヴィッド・ゲフィン・ホールにて実況録音
■国内公演(5〜7月)
KOBE JAZZ FESTIVAL 2018
5月27日(日) 神戸国際会館 こくさいホール
マイク・スターン・バンド featuring 小曽根真、
トム・ケネディ&サイモン・フィリップス
6月15日(金)〜19日(火) ブルーノート東京
6月20日(水) 名古屋ブルーノート
小曽根真 ピアノ・ソロ・リサイタル
6月24日(日) 茨城・坂東市民音楽ホール
6月28日(木) 岐阜・関市文化会館
7月1日(日) 千葉・山武市成東文化会館
7月7日(土) 北九州・黒崎ひびしんホール 大ホール
読売日本交響楽団 第208回土曜/日曜マチネーシリーズ
7月28日(土)、29日(日) 東京芸術劇場
■Links
小曽根真 公式サイト http://makotoozone.com/
ユニバーサルミュージック 小曽根真
https://www.universal-music.co.jp/makoto-ozone/