「第九」を聴いて社会貢献
次世代の子供たちのためにクラシック音楽を通して様々な活動を行ってきたSony Music Foundation。2011年からはチケット収入の一部と公演当日の募金が東日本大震災復興支援活動に役立てられる「第九」チャリティ公演を開催している。
今年は、欧州を中心に交響曲やオペラなど幅広いジャンルで高い評価を得ているフランチェスコ・イヴァン・チャンパが新日本フィルハーモニー交響楽団と栗友会合唱団を指揮する。独唱陣も豪華な顔ぶれだ。国際的に活躍するソプラノの中村恵理、オペラと宗教曲両方のジャンルで高い評価を受けているメゾソプラノの手嶋眞佐子とテノールの吉田浩之、バリトンは多くのコンクールで優勝や入賞を果たした大注目の若手、岡昭宏である。また軽妙なトークが魅力の朝岡聡がナビゲーターを務めるので、楽しい時間となるのは間違いない。これまでは小中高生と子どもを対象としていたが、今年は枚数限定ながら大人のみの券も用意。託児サービスもある。家族で気軽に「第九」を楽しめるまたとないチャンスだ。
文:長井進之介
(ぶらあぼ 2016年11月号から)
12/18(日)14:00 すみだトリフォニーホール
問:Sony Music Foundation 03-5227-5233
http://www.smf.or.jp