東京六人組が新編曲版「ピーターと狼」を披露! 語りには波多野睦美を迎えて

左:東京六人組 ©Ayane Shindo
右:波多野睦美 ©HAL KUZUYA

 木管五重奏にピアノを加えた「東京六人組」は2015年、福川伸陽(ホルン)ら東京のオーケストラの首席奏者やソリストとして活躍する同世代の名手たちによって結成された。この編成で常設のアンサンブルとして活動を続ける団体は珍しいが、彼らは既存作品を演奏するだけでなく自ら編曲を委嘱するなどしてレパートリーそのものも開拓してきた。今回も「キャンディード」序曲で元気よく始まり、12月らしい「くるみ割り人形」組曲を経て「ピーターと狼」とオーケストラの人気曲が続く。

 中でも「ピーターと狼」は川島素晴編曲による新バージョンで、ナレーションにはメゾソプラノの波多野睦美を迎える。原曲では小鳥をフルート、アヒルをオーボエ、猫をクラリネット、おじいさんをファゴット、狼を3本のホルンが受け持ち、楽器の音色そのものが登場人物のキャラクターを描き分けてゆく。名手たちがそこをどう聴かせるか。

 せたがや文化財団が始める新シリーズ「せたおんセレクション——音楽の扉」の幕開けにふさわしい、誰もが楽しめるコンサートになるだろう。

文:江藤光紀

(ぶらあぼ2026年11月号より)

〈せたおんセレクションーー音楽の扉〉 東京六人組 木管五重奏 & ピアノ
2026.12/6(日)15:00 せたがやイーグレットホール(世田谷区民会館)
問 せたがや文化財団 音楽事業部03-5432-1535
https://www.setagayamusic-pd.com