2月16日、サントリーホールで史上まれにみる豪華な「ハッピー・バースデイ」が演奏された。
この日行われたのは、エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団による公演で、プログラムはマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」。2025年度の都響創立60周年を祝す目玉公演として3日間にわたり開催、うちマエストロの誕生日である同日は“インバル90歳記念”と銘打たれていた。

ホルンパートのメンバーの手には金色に輝く「90」のバルーンも。
提供:東京都交響楽団/©藤本史昭
35年にわたる関係の中で、数多くのマーラーの名演を残してきたインバル&都響。この日もその一ページに加えられるであろう圧巻の「千人」を披露し、会場は大きな拍手に包まれていた。カーテンコールでマエストロがふたたび姿を現したところで、弦楽器が「ハッピー・バースデイ」を演奏。一瞬驚いた様子だったインバルもすぐに笑顔を見せた。続いて大編成のオーケストラに声楽ソリスト&合唱、そして客席のバンダも加わり、「千人の交響曲」の公演でしか実現できない壮大さで祝福。日本のクラシックシーンに豊かな実りをもたらし続けてきたマエストロを言祝ぐにふさわしい一夜となった。

提供:東京都交響楽団/©藤本史昭

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