
指揮者の園田隆一郎さんに、11月に神奈川県民ホールと藤沢市民オペラの連携事業として上演されるモーツァルトの《羊飼いの王様》(演奏会形式)についてお話を伺いました。19歳のモーツァルトが作曲し、今年で初演250年を迎えるこの作品。上演機会は多くありませんが、「オペラの原点を感じさせてくれる、ずっと取り組みたかった演目」と、念願の上演に向けた熱い意気込みを語ってくださいました。
「王という立場にいても幸せとは限らない──そんなテーマは現代にも通じます。本当の幸せとは何かを考えさせられる作品です」と園田さん。イタリア・オペラの第一人者である彼が、この作品をどう読み解くのか、注目が集まります。
2015年から藤沢市民オペラの芸術監督を務める園田さんは、本公演の会場でもある藤沢市民会館を拠点に、指揮だけでなくトークやピアノ演奏など、さまざまな形でオペラの魅力を発信してきました。このホールは今年度末での休館が決まっており、思い入れの深い舞台での節目の上演となります。
インタビューでは他にも、神奈川フィルとの共演、砂川涼子さん、森麻季さんらキャスト陣への期待についても語っていただきました。
本編は、8月18日発行のぶらあぼ9月号に掲載予定。お楽しみに!

写真・文:編集部
神奈川県民ホール presents 藤沢市民オペラ 連携事業 オペラシリーズ
モーツァルト オペラ《羊飼いの王様》全2幕
(演奏会形式/イタリア語上演・日本語字幕付)
2025.11/8(土)、11/9(日)各日14:00 藤沢市民会館
出演
指揮:園田隆一郎
アレッサンドロ大王:小堀勇介
アミンタ:砂川涼子
エリーザ:森麻季
タミーリ:中山美紀
アジェーノレ:西山詩苑
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
チェンバロ:矢野雄太
問:チケットかながわ0570-015-415
https://www.kanagawa-kenminhall.com

