松本宗利音が2025年4月より大阪フィルハーモニー交響楽団の「指揮者」に就任することが発表された。任期は3年。
松本は1993年大阪府豊中市出身。名前の「宗利音(しゅうりひと)」は世界的指揮者カール・シューリヒトの夫人によって名付けられた。東京藝術大学指揮科で学ぶ。これまでに指揮を尾高忠明、藏野雅彦、高関健、田中良和の各氏に師事。卒業後は東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の指揮研究員を経て、2019年4月から22年3月まで札幌交響楽団指揮者を務めた。読売日本交響楽団や東京交響楽団をはじめとする日本各地のプロオーケストラと共演を重ねている。
大阪フィルとの初共演は2020年11月。21年9月には新型コロナウイルスの影響で来日できなかった指揮者の代役として定期演奏会にデビュー。その後も共演を続け、直近では今年5月に石川県で行われたガルガンチュア音楽祭、6月には吹田市のメイシアターでの公演に出演。地元でのポストを得て、今後一層の活躍に注目が集まる。
<松本宗利音のコメント>
2025年4月に大阪フィルハーモニー交響楽団の指揮者に就任することになりました松本宗利音です。
まずは就任のオファーをくださった大阪フィルの皆様に心より感謝申し上げます。このような歴史あるオーケストラの一員になれることは、私にとってかけがえのない幸せです。私はこれまで大阪フィルとは9回の演奏会をご一緒しましたが、共演を重ねるごとに音楽の深い部分を追求できるようになっていると感じています。これから3年間、素晴らしい芸術家の集まりであるこのオーケストラと共に音楽作りをできることが楽しみでなりません。
皆様にはこれまでと変わらぬ熱いご声援をお願いするとともに、大阪フィルと私の新たな音楽の世界をお楽しみいただけましたら、そして演奏会にご来場をいただけましたら幸甚に存じます。
大阪フィルハーモニー交響楽団
https://www.osaka-phil.com