テノールのサルバトーレ・リチートラが急死

 カターニャで入院中だったサルバトーレ・リチートラ(テノール)が現地時間の9月5日朝に死去した。43歳だった。リチートラは8月27日にシチリアのラグーザ近郊でスクーター運転中の事故で頭部を強打。ヘリコプターでカターニャの病院に運ばれたが昏睡状態が続いていた。脳死判定後に彼の家族は臓器提供に同意したという。シチリア人の両親を持ち、スイスで生まれイタリアで育ったリチートラは、1998年にトリノ王立歌劇場の《仮面舞踏会》に出演してオペラ・デビュー。その後アレーナ・ディ・ヴェローナ、ミラノ・スカラ座、メトロポリタン歌劇場など欧米の主要オペラハウスに出演し、イタリアを代表するリリック・テノールとして高く評価された。この9月にはボローニャ歌劇場来日公演《エルナーニ》のタイトルロールとして出演する予定だった(代役はロベルト・アロニカが務める)。

ボローニャ歌劇場日本公演2011公式ウェブサイト HP