東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団(シティ・フィル)は、2012/13シーズンより宮本文昭が初代音楽監督に就任することを発表した。任期は3年間の予定。会見で宮本は「指揮者になるためにオーボエを辞めたわけではありません。音楽家であり続けたいと思い、指揮者という道を選びました。シティ・フィルとは自分のオーケストラ像というものを一緒につきつめていき、3年間という長いとも短いとも感じる時間で、何らかの結果を出したいと思っています。私は指揮者がどのように団員に接すればいいのかを知っていますし、彼らのやる気がでるような練習方法もわかる気がするのです」と抱負を語った。また、同席したシティ・フィルのコンサートマスターの戸澤哲夫は「シティ・フィルにとって久々の指揮者体制の変更です。世界で経験を積まれた宮本さんを迎えることで、何か新しい風を感じています。宮本さんらしい“熱い”オーケストラとの関わりを期待していますし、シティ・フィルが出来ていることと出来ていないことを“仕分け”していただくと共に、新しい団員の指導に期待しています」と述べた。
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団