オペラの魅力を発信する「Tokyo Opera Days」が
10月9日より東京・上野で開催
東京二期会は2023年度より3年間、毎年秋に東京文化会館で行うオペラ公演を中心として、オペラにまつわるさまざまなイベントを開催する。これは文化庁が統括する文化資源コンテンツ創成事業「日本博2.0」の一環。今年は10月9日から15日までの7日間、”東京×オペラ”をテーマとした「Tokyo Opera Days」を行い、東京・上野よりオペラの魅力を発信していく。
イベントのメインはもちろんオペラ公演。今年はシュトゥットガルト州立歌劇場との提携によるヴェルディの《ドン・カルロ》(5幕版、新制作)。2021年東京二期会《ファルスタッフ》で日本デビューを果たした指揮者レオナルド・シーニが再登場するほか、ウィーン・フォルクスオーパー芸術監督で気鋭演出家ロッテ・デ・ベアの、日本で初の演出作品として注目されている。ふたりはそれぞれマスタークラスも開講(シーニのみ聴講可能、デ・ベアは後日無料配信)。
大ホールホワイエでは、伝説的ディーヴァ、マリア・カラスの生誕100年を記念して特別展を無料開催する(オペラ公演時はチケット購入者のみ入場可)。これは、9月から10月にかけて大阪と東京で、彼女の生涯と愛の遍歴を回顧する展覧会の一環として行われるもので、プライベートで愛用していた衣服やジュエリー、舞台写真など、展示品の一部が並べられる。また2017年に公開され大きな話題を呼んだドキュメンタリー映画『私は、マリア・カラス』の無料上映会も予定されている。
「Tokyo Opera Days」には演出家・宮本亞門も登場。11月に二期会創立70周年、日生劇場開場60周年の記念公演として三島由紀夫原作のオペラ《午後の曳航》(新制作)の舞台を控えるが、このイベント期間中には、「オペラを演出して〜宮本亞門が語るオペラの魅力」と題した講演会を行うほか、2019年に東京にてワールドプレミエ、衣裳を故・髙田賢三が担当して話題となった《蝶々夫人》の無料上映会(収録:NHK)も実施される。
その他、二期会と同じ渋谷区千駄ヶ谷に位置する国立能楽堂とのコラボイベントや、街中コンサートなども開催。10月は東京・上野でオペラに浸る“芸術の秋”を過ごしてはいかがだろうか。
Tokyo Opera Days
2023.10/9(月・祝)〜10/15(日)東京文化会館
問:二期会チケットセンター 03-3796-1831
http://www.nikikai.net/enjoy/vol334_04.html
*イベントの詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。
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