コンサートのみならず録音活動においても常に世界の第一線で活躍してきたピアニストの内田光子が、モーツァルトやシューベルト演奏などのこれまでの功績が讃えられ、イギリス政府より大英帝国勲章「デイム」を授与されることが決まった。「デイム」は男性の「ナイト」にあたるもので、邦人が受章するのはこれが初めて。今後、これまで以上に内田の動向に注目が集まるだろう。内田はこの11月に3年ぶりに来日し、東京・福岡・豊田でのリサイタルを開く。それに先がけて8月5日にユニバーサルミュージックより、クリーヴランド管弦楽団を弾き振りしたモーツァルトの「ピアノ協奏曲第23番・第24番」のCDが発売される。2008年の収録で、両曲とも約20年ぶりの再録音となる。