高原の清々しい空気のなかで上質な音楽を満喫
豊かな自然の中、一流の演奏が温泉や食とともに気軽に楽しめる「那須クラシック音楽祭」。第3回が10月1日から11月27日まで開催され、那須町文化センターでのベートーヴェン「第九」コンサートをはじめ、弦楽亭での室内楽など、多彩な催しが予定されている。
那須ゆかりの演奏家や地元住民により、2018年にスタートした同音楽祭。今年は、ヴァイオリン宮川奈々らN響メンバーによるドヴォルザーク「弦楽五重奏曲第2番」ほか(10/23)、白石光隆ら4人のピアノの名手による2台8手連弾(10/30)、チェロ花崎薫とピアノ野田清隆によるベートーヴェン(11/20)などが味わえる。
締め括りの「第九」では、この日のために研鑽を積んできた地元の合唱団が、ソプラノ髙橋美咲ら第一線のソリストやプロ・アマ混成のオーケストラとともに、柴田真郁指揮で熱演を披露(11/27)。このほか、無料の「ストリートミュージック」や「ワンコインコンサート」など、期間中は那須町内の各所に音楽があふれる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2022年10月号より)
2022.10/1(土)〜11/27(日)
那須町文化センター、那須野が原ハーモニーホール、弦楽亭 他
問:那須クラシック音楽祭実行委員会0287-76-7268
https://ncmf.site
※各公演の詳細は上記ウェブサイトでご確認ください。