浜松国際ピアノコンクールの2012年優勝者と同コンクール審査委員長のふたりがデュオで共演! コロナ禍で中止・延期を余儀なくされた共演がサマーミューザで実現する。「春の祭典」連弾で意気投合したふたりの名手が、ラシュコフスキーの母国であるロシアの作曲家の名曲を集めたプログラムを披露する。「だったん人の踊り」、「春の祭典」、「交響的舞曲」、いずれもオーケストラの華やかなサウンドで大人気の曲ばかりだが、これを2台ピアノで演奏するとどうなるのか。超絶技巧の炸裂は必至! 「交響的舞曲」は2日後にギルバート指揮都響の公演でも演奏されるので、2台ピアノ版とオーケストラ版の両方を聴き比べるのも吉。
文:飯尾洋一
【Information】
超絶技巧のロシアン・ピアニズム
オーケストラのあの人気曲を2台ピアノで!
2022.7/31(日)17:00 ミューザ川崎シンフォニーホール
(16:15開場)
ピアノ:イリヤ・ラシュコフスキー、小川典子
プログラム
ボロディン:歌劇「イーゴリ公」から だったん人の踊り
ストラヴィンスキー:バレエ音楽「春の祭典」
ラフマニノフ:交響的舞曲
●ホール座席券
全席指定 | |
一般 | 3,000円 |
友の会 | 2,700円 |
U25(小学生以上25歳以下):1,000円
※U25割引はミューザ川崎シンフォニーホールおよびチケットぴあで購入できます。
※未就学のお子さまはご入場いただけません。
●オンライン鑑賞券
一般 1,000円
友の会 900円
ライブ+アーカイブ配信
※ライブ配信は開場時間より開始
※アーカイブ配信は翌々日正午より開始
*詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/festa/calendar/detail.php?id=3166
特集:フェスタ サマーミューザ KAWASAKI 2022
今年も真夏のオーケストラの祭典がやってくる。首都圏から9つのオーケストラが参加し、関西からは尾高忠明率いる大阪フィルが初登場となる。加えておなじみのこどもフェスタや真夏のバッハ、サマーナイト・ジャズなど全19公演がラインナップされた。注目は、今年創立50周年を迎える新日本フィルが、楽団立ち上げにも関わった山本直純を特集する。また、昨年亡くなったジャズ界の巨匠チック・コリアのトリビュートには、クラリネットの世界的奏者リチャード・ストルツマンが出演。そしてこれらの豪華公演はすべてライブ配信され、8月中はアーカイブで何回も観ることができる。コンサート会場で体感し、配信でその感動を再体験。多彩な楽しみ方で満喫したい。