「モーツァルト、ショパンでのクリスタルの輝き」(英フィナンシャル・タイムズ)をたたえた優雅で繊細な表現、ラフマニノフやプロコフィエフでは息をのむ技巧を見せるニコライ・ルガンスキーは、驚くほどの深さと多面性を合わせ持つピアニストである。
近年ではロンドン・フィル、フィルハーモニア管、サンフランシスコ響、パリ管、スイス・ロマンド管、ローマ・サンタチェチーリア管、サンクトペテルブルグ・フィル等と共演、リサイタルと室内楽ではウィグモアホール、ベルリン・コンツェルトハウス、ウィーン・コンツェルトハウス、シャンゼリゼ劇場、モスクワ音楽院大ホール、サンクトペテルブルグ・フィルハーモニア等に、さらにBBCプロムス、ヴェルビエ、エディンバラなどの音楽祭にも定期的に出演。室内楽のパートナーはレーピン、カヴァコス、マイスキー、クニャーゼフらがあげられる。
レコーディングも数多く、ラフマニノフのソナタ第1番、第2番の録音は、ディアパソン・ドール賞およびエコー・クラシック賞を、ケント・ナガノ指揮ベルリン・ドイツ響とのグリーグおよびプロコフィエフのピアノ協奏曲は、グラモフォン誌のエディターズ・チョイス賞を受賞。2017年6月には初のチャイコフスキーのピアノソロ作品アルバムをリリース、英ガーディアン紙でも絶賛された。次いで2018年2月にはラフマニノフの前奏曲集をリリースする。
ルガンスキーはタンボフのラフマニノフ・フェスティバルの芸術監督を務めている。またイワノフカのラフマニノフ博物館を支援し定期的にコンサートも開催している。
モスクワ中央音楽学校とモスクワ音楽院でタチアナ・ケストナー、タチアナ・ニコラーエワ、セルゲイ・ドレンスキーに師事。2013年4月にはロシア人民芸術家を授与されている。
コンサート情報
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