イリア・グリンゴルツ(ヴァイオリン)Ilya Gringolts, violin

(C)Tomasz Trzebiatowski

ヴィルトゥオージックな演奏と感情豊かな音楽解釈が人気を呼ぶロシア生まれのヴァイオリニストであり、常に新たなチャレンジに向け探求している。ソリストとしてオーケストラとのレパートリーのほか、現代曲や演奏機会の少ない作品にも取り組んでいる。これまでに、ピーター・マクスウェル=デイヴィス、オーガスタ・リード・トーマス、クリストフ・ベルトラン、アルベット・シュネルツェル、ミカエル・ジャレル、ベルンハルト・ラングの作品を初演している。一方で古楽奏法にも傾倒し、フィンランド・バロック管弦楽団やアルカンジェロと定期的に共演している。

これまでに、バレンボイム指揮シカゴ交響楽団、メータ指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、マズアおよびロストロポーヴィチ指揮ヴェルビエ祝祭管弦楽団、アバド指揮マーラー・チェンバー・オーケストラ、パールマン指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、テミルカーノフ指揮サンクトぺテルブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ベルティーニおよびノリントン指揮ベルリン・ドイツ交響楽団、ぺトレンコ指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団のほか、シュトゥットガルト放送交響楽団、南西ドイツ放送交響楽団、BBC交響楽団、ロンドン交響楽団、バーミンガム市交響楽団、スイス・ロマンド管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団等と、日本ではNHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京交響楽団、日本センチュリー交響楽団と共演している。近年は、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、ガリシア交響楽団、イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団、シンガポール交響楽団、バンベルク交響楽団等に客演している。

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2019/20シーズンは、エネスク音楽祭でミカエル・ジャレルのヴァイオリン協奏曲を披露するほか、バイエルン放送交響楽団、BBCスコティッシュ交響楽団、ブダペスト祝祭管弦楽団、オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、トスカーナ管弦楽団、ノルウェー放送管弦楽団と共演する。2020年春に開催されるバーデンヴァイラー音楽祭でアーティスト・イン・レジデンスを務め、ソロやグリンゴルツ弦楽四重奏団での演奏のほか、クリスティアン・ベザイデンホウト等との共演を予定している。

2008年に創設したグリンゴルツ弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを務めており、ザルツブルク、ルツェルン、グシュタート・メニューイン、エディンバラといった主要音楽祭のほか、アムステルダム・コンセルトヘボウ、ルクセンブルク・フィルハーモニー、ハンブルク・エルプフィルハーモニー、ドルトムント・コンツェルトハウス、フェニーチェ劇場等にも登場し、高い評価を獲得している。室内楽では、ジェームズ・ボイド、デーヴィッド・カドーシュ、イタマール・ゴラン、ペーター・ラウル、アレクサンダー・マドツァル、ニコラス・アルステット、クリスティアン・ポルテラ、アンドレアス・オッテンザマー、アントワン・タメスティ、ヨルグ・ヴィトマン等と共演している。

ドイツ・グラモフォン、BIS、ハイペリオン、オニックスからリリースしたCDは多くの受賞歴を持ち、2013年にオーキッド・クラシックスからリリースした「パガニーニ:24のカプリース」はとりわけ高評を得た。このほか、ワーナー・クラシックスから「ヴァインベルグ:ヴァイオリン協奏曲、他」(カスプシーク指揮ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団)、ドイツ・グラモフォンから「ドヴォルザーク:ボヘミアン・ラプソディ」(グエリーニ指揮プラハ交響楽団)をリリース。2018年にはストラヴィンスキー・プロジェクトとしてヴァイオリン作品集をリリースし、ディーマ・スロボデニューク指揮ガリシア交響楽団とも録音を行った。

サンクトぺテルブルク音楽院でヴァイオリンと作曲を学んだ後、ジュリアード音楽院にてイツァーク・パールマンに師事する。1998年、パガニーニ国際ヴァイオリン・コンクールで、弱冠16歳で史上最年少での優勝を飾ると同時に、「最年少優勝賞」と「カプリース最優秀演奏賞」を併せて受賞した。

現在、チューリッヒ芸術大学の教授を務め、グラスゴーのロイヤル・スコティッシュ・アカデミーでインターナショナル・フェローとして後進の指導にあたっている。使用楽器は、1742-43年製のグァルネリ・デル・ジェス。

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