ベルギー・ブリュッセルでおこなわれていたエリーザベト王妃国際音楽コンクールは、現地時間の5月29日、ピアノ部門ファイナルの全日程が終了し、務川慧悟が第3位に、阪田知樹が第4位にそれぞれ入賞した。優勝は、ファイナルで最後に演奏したフランスのジョナサン・フォーネル。
結果は以下のとおり。
第1位 ジョナサン・フォーネル(フランス)
第2位 セルゲイ・レーディキン(ロシア)
第3位 務川慧悟(日本)
第4位 阪田知樹(日本)
第5位 ヴィタリ・スタリコフ(ロシア)
第6位 ドミトリー・シン(ロシア)
務川と阪田のファイナルでの演奏動画はこちらから↓
5月3日からスタートした第1次予選には58名が進み、日本からは務川、阪田を含め計7名(久末航、小林海都、仁田原祐、齊藤一也、吉見友貴)がエントリーしていた。無観客で実施され、通常は24名選ばれるセミ・ファイナルの出場者が12名に、ファイナルも6名に半減されるなど、パンデミックのなかで異例の形での開催となった。
6月7日にはアントワープで入賞者コンサート、また9日には今回のコンクールの舞台でもあったブリュッセルのパレ・デ・ボザールで入賞者コンクールのクロージング・コンサートがおこなわれるなど、6月以降、入賞者にはさまざまな演奏のチャンスが用意されている。ベルギーでは、9日から観客を入れた形でのコンサートが再開される予定で、見事ファイナリストとなった彼らの演奏が聴衆の前で披露される機会が増えることを期待したい。
Concours Reine Elisabeth
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