セリーナ・オット トランペットリサイタル

難関コンクールを制した麗しき実力者の魅力溢れるプログラム

C)Nancy Horowitz

 若きミューズが、魅惑の音色とともに降臨する。“最難関”のミュンヘン国際音楽コンクールのトランペット部門を、女性として初めて、弱冠20歳にして制したオーストリア出身の名手、セリーナ・オットが初来日。歌心と技巧に彩られた、ロシア近現代の佳品をたっぷりと聴かせる。

 6歳から父親の手ほどきでトランペットを始め、ウィーン国立音大やカールスルーエ音大、ウィーン市立音楽芸大に学び、ウィーン・フィルのマルティン・ミュールフェルナーらに師事。2018年9月のミュンヘン国際音楽コンクール優勝で一躍注目を集め、ベルリン・ドイツ響やチェコ・フィルほか、欧州各国の主要楽団と共演、ソリストとして国際的に活躍している。

 来日ステージは、台湾出身のピアニスト、リンエン=チァと共演。グリエールをはじめ、ペスキンの第2番「コンサート・アレグロ」、パフムートワと名協奏曲を軸に。ブラント「演奏会用小品第2番」やゲディケ「演奏会用練習曲」など、トランペットの魅力を最大限に引き出すプログラムを披露する。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2020年9月号より)

2020.10/13(火)19:00 東京文化会館(小)
問:プロアルテムジケ03-3943-6677
https://www.proarte.jp