雄大と行く昼の音楽さんぽ 第19回 福間洸太朗 ピアノ・リサイタル

憂いと詩情、そして“軽やかさ”で魅了

©Marc Bouhiron

 ベルリンを拠点に、国内外でリサイタルや一線楽団との共演を重ねる若手実力派ピアニスト、福間洸太朗。パリ国立高等音楽院やベルリン芸大に学び、弱冠20歳でクリーヴランド国際コンクールを制した。近年はスイスのフィギュアスケーター、ステファン・ランビエールとラヴェル「ラ・ヴァルス」を通じてコラボレートし話題をさらった。

 音楽ライターの山野雄大によるプレトークと共に、名手による快演を気軽に味わえるシリーズ「雄大と行く昼の音楽さんぽ」。平日昼の60分間、ランチや映画と同じように演奏会が楽しめる、と大好評だ。第19弾には福間が登場し、ワルツとノクターンの傑作を披露する。

 ショパンの「ノクターン第20番」「ワルツ第14番」をはじめ、スクリャービンとフォーレ、それぞれのノクターンとワルツも演奏。チャイコフスキーは「ノクターン嬰ハ短調」とタネーエフ編による「花のワルツ」を。最後に、福間自身の編曲で2曲。サティ「ジュ・トゥ・ヴ」と、話題のラヴェル「ラ・ヴァルス」を弾く。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2019年7月号より)

2019.9/26(木)11:00プレトーク 11:15開演 第一生命ホール
問:トリトンアーツ・チケットデスク03-3532-5702
https://www.triton-arts.net/