プロジェクトQ 第16章「バルトーク弦楽四重奏曲全曲演奏会」

若き6団体がバルトークに挑む

原田禎夫講師のマスタークラスの様子

 「プロジェクトQ」は若いクァルテットのための教育的プログラム。2002年に始まり、今回で16回目。選抜された若いクァルテットは、昨年10月から、今井信子、ジュリアード弦楽四重奏団、原田幸一郎、原田禎夫らのマスタークラスを受講。その成果を最終公演である今回の「バルトーク弦楽四重奏曲全曲演奏会」で披露する。桐朋学園の学生で構成されたアヴァンティ弦楽四重奏団は第1番。16年に東京藝大の学生で結成されたウナ・クァルテットの第2番。第3番を弾くヴォロンテ・クァルテットは桐朋学園と東京音大の卒業生からなる。第4番はフィレール・クァルテットで、14年に東京音大大学院の学生によって組まれた。第5番は14年に東京藝大の学生によって結成されたタレイア・クァルテット。18年の第4回宗次ホール弦楽四重奏コンクールで第1位を獲得。第6番はクァルテット・ポワリエでメンバーは桐朋学園の在学生と卒業生。バルトークの弦楽四重奏曲が一日で全曲演奏されることは珍しく、聴き手にとっても貴重な機会である。

バルトーク弦楽四重奏曲全曲演奏会
①第1番〜第3番 2/24(日)13:00
②第4番〜第6番 2/24(日)18:00
上野学園 石橋メモリアルホール
問:テレビマンユニオン03-6418-8617
http://tvumd.com/