三ツ橋敬子の新 ♡ 夏休みオーケストラ!

オペラやバレエの名場面からカウンターテナーの妙技まで贅沢なコンテンツ!

前回の模様 C)青柳 聡
 神奈川県立音楽堂が三ツ橋敬子、神奈川フィルハーモニー管弦楽団と共に贈る子どものためのコンサート企画。今年は県立音楽堂が改修工事中のため、よこすか芸術劇場に場所を移して開催される。よこすか芸術劇場といえば、オペラハウス仕様ということで、今年はオペラとバレエをフィーチャーし、「愛」をテーマにしたプログラムが組まれた。題して「みんなでラブラブ! 編 in 横須賀」。ウィーン国立歌劇場をはじめ、世界のオペラハウスで活躍するカウンターテナー藤木大地が、ブリテンの歌劇《夏の夜の夢》からのアリアや日本歌曲などを歌うほか、プロコフィエフのバレエ『ロミオとジュリエット』ではバレエダンサーが舞台で踊る様子も楽しむことができる。そのほか、指揮者体験や、歌劇《アイーダ》の「凱旋行進曲」を合唱団の一員となって歌う企画など、参加型の付随イベントも盛りだくさん。夏休みの音楽体験としてオススメのコンサートだ。
文:室田尚子
(ぶらあぼ2018年8月号より)

2018.8/12(日)15:00 よこすか芸術劇場
問:チケットかながわ0570-015-415  
http://www.kanagawa-arts.or.jp/tc/