欧州で大活躍の若き逸材が魅せる美声と表現力
マリア・サバスターノは、パリ・オペラ座をはじめ、ヨーロッパの一流歌劇場の檜舞台で次々と重要な役を演じ、「完璧な技巧と発声」と絶賛されている新星ソプラノ。そんな逸材が日経ミューズサロンに登場。プッチーニとモーツァルトの名アリアをたっぷりと披露してくれる。
アルゼンチン・ブエノスアイレス出身。“世界3大歌劇場”に位置づけられる故郷の名門テアトロ・コロン併設の芸術大学を経て、パリ・オペラ座アトリエ・リリックに学び、2005年に「声楽のオリンピック」の異名をとるドイツのコンクール「新しい声」でグランプリ受賞。今やパリをはじめ、マドリードやブリュッセルなどの歌劇場でも大活躍している。
ピアノの碓井俊樹と共演するリサイタルは、《蝶々夫人》より〈ある晴れた日に〉などプッチーニの傑作群から、《フィガロの結婚》より〈愛の神よ〉などモーツァルトの「ダ・ポンテ3部作」まで、名アリアばかりを選りすぐって。パーヴォ・ヤルヴィら一流指揮者がこぞって厚い信頼を置く、美声と表現力に触れてみたい。
文:笹田和人
(ぶらあぼ2018年4月号より)
2018.4/27(金)18:30 日経ホール
問:日経公演事務局03-5281-8067
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