クァルテット・エクセルシオ 〜アラウンド・モーツァルト vol.3 フィガロの結婚

弦楽四重奏曲になった《フィガロの結婚》!?

C)Naoko Ogura

 これは楽しいコンサートになりそう。《フィガロの結婚》の弦楽四重奏版を、クァルテット・エクセルシオの演奏で実体験できるのだ。
 1994年の結成以来、日本ではレアな常設の弦楽四重奏団として活動を続けるクァルテット・エクセルシオ。この春、モーツァルトとその周辺作曲家をテーマとする第一生命ホール「アラウンド・モーツァルト」シリーズで、オペラの世界に挑む。オーストリアのメルク修道院にある編曲譜を取り寄せ、全ナンバーのうち約3分の2の曲を抜粋する。モーツァルトの器楽曲はオペラに例えられることが多いが、四重奏でオペラの音楽そのものを体験できる機会は稀少。4人が《フィガロ》の様々なキャラクターに(音で)扮してどんな舞台になるのか、期待がふくらむ。意外にもエクセルシオ未演という第22番「プロイセン王第2番」と、今回の“周辺作曲家”フンメル(幼少期にモーツァルトに師事した)の作品も注目。四重奏によるモーツァルトの新たな魅力が発見できるに違いない。
文:林 昌英
(ぶらあぼ2018年2月号より)

2018.3/11(日)14:00 第一生命ホール
問:トリトンアーツ・チケットデスク03-3532-5702 
http://www.triton-arts.net/

  • La Valseの最新記事もチェック

    • 勅使川原三郎(ダンサー・振付家・演出家)ロング・インタビュー Part1
      on 2020/02/19 at 02:22

      interview & text :岡見さえ photos:野口 博 世界的な振付家、ダンサーであることはもはや言を俟たず、さらに4月より愛知県芸術劇場芸術監督就任が話題を呼んでいる勅使川原三郎。3月の新作世界初演は、東京芸術劇場と愛知県芸術劇場で上演される『三つ折りの夜』だ。19世紀フランス象徴派の詩人ステファヌ・マラルメの詩にインスピレーションを得て、勅使川原が演出・振付・照明・美術を担当、佐 [&#8230 […]