世界で絶賛されたNoismの代表作が9年ぶりに日本で再演
『マッチ売りの話+passacaglia』やワーグナー曲による『Liebestod-愛の死』など2017年も話題作を連発し快進撃を続ける金森穣とNoism1。新潟市に拠点を置くこの気鋭のダンスカンパニーの活動からは常に目が離せない。
結成14年目の今シーズンは、初期の代表作『NINA』でスタート。10〜11月の韓国、中国ツアーを経て、12月は本拠地新潟で、2018年2月は埼玉で公演が行われる。日本での再演は9年ぶり。「舞踊家の身体とはどうあるべきか」を模索するなかで「普遍的なエネルギーと強度を持った身体」を目指して創作、その体験からNoism独自の訓練法「Noismメソッド」が生まれた。05年の初演以来、世界8ヵ国18都市を巡演し、完成度の高さについては折り紙付き。音楽はベトナム系フランス人作曲家のトン・タッ・アン。衣裳は廣川玉枝によりリニューアルされ、Noism1のメンバーも若返り、既に観たことのある人にも初めて観る人にも新鮮な衝撃をもたらしてくれるに違いない。
文:渡辺真弓
(ぶらあぼ2017年12月号より)
2017.12/15(金)〜12/17(日)りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場
2018.2/17(土)17:00、2/18(日)15:00 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
問:りゅーとぴあチケット専用ダイヤル025-224-5521
彩の国さいたま芸術劇場0570-064-939(埼玉公演のみ)
http://www.noism.jp/