及川浩治トリオ Bee “The Best of Bee”

リクエストの多かった人気曲を一挙演奏!

©兵庫県立芸術文化センター 撮影:飯島 隆

©兵庫県立芸術文化センター 撮影:飯島 隆

 エキサイティングな室内楽のステージが3年ぶりに帰ってくる。活動20周年を迎えた人気ピアニスト及川浩治の呼びかけで2005年に結成されたピアノ三重奏ユニット「Bee」。神奈川フィルのカリスマ・コンサートマスター石田泰尚、30代のチェロ奏者を代表する逸材で日本フィル「ソロ・チェロ奏者」にも昨年就任した辻本玲。いずれも人気と音楽性を兼ね備えた実力者たちだ。09年から休止していた活動を2012年に再開したが、多忙なトップ奏者たちゆえか、コンサートは、またもや3年ぶり。顔ぶれから容易に想像できるように、彼らの室内楽は、あらかじめ予定された合意に淡々と向かうスタイルとは真逆。互いが火花を散らして攻めたうえで、ぎりぎりのバランスで成立する着地点をピンポイントで探る。そんなハラハラするような緊張感が充満する演奏が、多くのファンの心を掴んだ。
 今期は結成10周年のシーズン。コンサートの副題に「The Best of Bee」と添えられているように、過去のコンサートの人気曲目を並べたというプログラムは、ピアソラの「アディオス・ノニーノ」「リベルタンゴ」に始まり、二重奏やピアノ・ソロも入れながら、最後はベートーヴェンのピアノ三重奏曲第5番「幽霊」で締める。そう、「Bee」の命名の由来はベートーヴェンBeethovenの「Bee」だ。テンション高い演奏の合間にはトークも交えて進むスタイル。肩肘張らずに楽しもう。
文:宮本 明
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年3月号から)

3/25(金)19:00 サントリーホール
問:チケットスペース03-3234-9999
http://www.ints.co.jp

  • La Valseの最新記事もチェック

    • MMM講座「ハプスブルク帝国の威力を、美術、音楽、料理を通して知る」11/29(金)開催
      on 2019/10/18 at 01:45

      「ハプスブルク帝国の威力を、美術、音楽、料理を通して知る」をテーマに 音楽と美術とワインを楽しむ夕べを開催いたします! イベント概要 2019年10月19日(土)から 2020年1月26日(日)まで国立西洋美術館で開催されているハプスブルク展600年にわたる帝国コレクションの歴史」展(DNP協賛)。 今年は日本とオーストリアの国交樹立150周年記念の一年であったため、クリムトなどオーストリアの美術 [&#8230 […]