コガ・ミュージアム コンサート 永遠の古賀メロディー クラシックコンサート

次世代に歌い継ぐ不朽の名曲たち

 古賀政男が綴った数々の傑作は、彼が世を去って40年近くを経てなお、全ての日本人の琴線に触れる。そんな魅力あふれる名旋律を、次世代へと歌い継ぐ『永遠の古賀メロディー クラシックコンサート』が昨年に引き続き開催される。今回も、新居(におり)佐和子(ソプラノ)、加形裕子(メゾソプラノ)、粟飯原(あいばら)俊文(テノール)、石崎秀和(バリトン)という気鋭の声楽家たちが登場。「丘を越えて」「東京ラプソディ」「サーカスの唄」「青春日記」など代表作にとどまらず、「代々木警察署歌」や映画主題歌「暁の合唱」、作家・檀一雄作詞による「白秋の生まれた町で」など知られざる作品までが披露される。さらに、ピアノとアレンジを担当する会田道孝が、この日のために古賀メロディーをピアノ独奏用に編曲し、初演。また、数々のオペラの檜舞台で活躍中の4人の名歌手が顔を揃えるだけに、山田耕筰の日本歌曲やヴェルディの歌劇《椿姫》から〈乾杯の歌〉などの名曲も披露してくれる。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年2月号から)

3/19(土)14:00 古賀政男音楽博物館[コガ・ミュージアム]けやきホール
問:古賀政男音楽博物館03-3460-9051
http://www.koga.or.jp