ギター1本勝負! 大島祥が拓くクラシック名曲の新たな魅力

©Takanori Ishii

 福田進一などに師事し、オンライン・レッスン番組『福田進一 ザ・ギターレッスン』にレギュラー生徒として出演したこともある大島祥は、独自のプログラムによるコンサートを開催している。それが「ギター de 名曲クラシック」だ。いわゆるギター名曲だけではなく、広く親しまれているクラシックのギター作品を彼自身の編曲により届けている。

 11月7日に開催される東京オペラシティ リサイタルホールでの第2回公演では、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」、ドビュッシー「亜麻色の髪の乙女」、サティ「ジムノペディ第1番」などが大島自身の編曲によってギター1本で紡がれる。一方、タレガ、テデスコ、ソルといった作曲家の有名ギター曲もラインナップ。他にもイギリス民謡の「スカボローフェア」のギター編曲も演奏される。親しみやすく、同時にギター・ファンにも聴き逃せないレパートリーを用意することで、新たな音楽ファンも獲得したいという意欲的な公演となる。聴き慣れた名曲の異なる表情に出会える点でも興味深い。

文:片桐卓也

(ぶらあぼ2026年10月号より)

大島 祥 ギター de 名曲クラシック
11/7(土)19:00 東京オペラシティ リサイタルホール
問 ミリオンコンサート協会03-3501-5638
https://www.shooshimaguitarist.com


片桐卓也 Takuya Katagiri

1956年8月、福島県生まれ。早稲田大学在学中からフリーランスとして仕事を始め、映画、旅、自動車などの雑誌に関わる。1990年ごろから本格的にクラシック音楽関係の取材を始め、音楽雑誌に寄稿している。他に、コンサートの曲目解説、録音のライナーノーツの執筆なども多数。余裕があれば、バロック期のオペラを聴きにヨーロッパへ出かけている。趣味は都会の廃墟探訪。