エル・システマ・フェスティバル2015 in TOKYO テレサ・カレーニョ・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ

「エル・システマ」からの衝撃が再び!

テレサ・カレーニョ・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ&クリスティアン・バスケス

テレサ・カレーニョ・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ&クリスティアン・バスケス

 ベネズエラ発祥の青少年音楽教育システム「エル・システマ」が生んだオーケストラといえば、グスターボ・ドゥダメルとシモン・ボリバル・ユース・オーケストラの名前がまっさきに思い出されるが、今回初来日するテレサ・カレーニョ・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ(TCYO)もそのひとつ。シモン・ボリバル・ユース・オーケストラより下の世代にあたるオーケストラで、2007年より活動を開始している。メンバーは16歳から25歳までの精鋭たち。これまでにドゥダメルやラトル、アバドら多くの世界的指揮者と共演を果たしている。また、ザルツブルク音楽祭への出演など、すでに3回ものヨーロッパ・ツアーを成功させている。
 今回、TCYOを指揮するのは音楽監督のクリスティアン・バスケス。バスケスは13年に東京フィルに招かれて好演を聴かせてくれたのが記憶に新しいところ。彼は1984年カラカス生まれ、エル・システマ育ちの新鋭で、すでにフィルハーモニア管やウィーン放送響、ベルリン・フィルなどに客演し、国際的な活動を展開している。
 プログラムは2種類。11月17日の公演では、「ドン・ファン」「英雄の生涯」といったR.シュトラウスの壮麗な交響詩を堪能できる。小曽根真独奏によるラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」も聴きもの。21日の公演ではヒナステラやチャベスのラテン・アメリカ作品とともに、ベルリオーズの「幻想交響曲」が演奏される。色彩感豊かでダイナミックなサウンドを楽しめるだろう。
文:飯尾洋一
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年11月号から)

11/17(火)19:00、11/21(土)15:00 東京芸術劇場 コンサートホール
問:東京芸術劇場ボックスオフィス0570-010-296/カジモト・イープラス0570-06-9960
※ワークショップなどのフェスティバルの詳細は下記ウェブサイトでご確認ください。
http://www.geigeki.jp