第5回 YEKアンサンブルアカデミー in 軽井沢

素晴らしい環境で学ぶアンサンブルの喜び

 弦楽合奏を通じて技術の向上や豊かな感性の養成を目指し、小学生〜大学生を対象に、軽井沢大賀ホールを拠点として毎夏開かれている『YEKアンサンブルアカデミー』。実行委員長を務めるヴァイオリニストの吉田恭子は「アンサンブルの喜びを若い時期に知れば、楽器と向き合う日々が何倍も豊かになる」と力を込める。5回目となる今年は、指揮に俊英・川瀬賢太郎を迎える。5日間の合宿プログラム中、吉田やウィーン・フィル元コンサートマスターのダニエル・ゲーデ、読響ソロ首席ヴィオラ奏者の鈴木康浩や、同響チェロ奏者の渡部玄一ら名手から、個人やアンサンブルの指導を受け、チャイコフスキー「弦楽セレナーデ」などを披露するステージ(8/10)を目指す。また、期間中には講師陣がシューマンのピアノ五重奏曲など佳品を披露する「ヴィルトゥオーゾ5人の響演」(8/8)や、選抜受講生によるコンサート(8/11)も開催。なお、今年の受講生(ヴァイオリン16人、ヴィオラ5人、チェロ4人を予定)の募集は、5月8日まで行われている。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年5月号から)

8/7(金)〜8/11(火) 軽井沢大賀ホール
問:YEK実行委員会事務局(Kトレーディング内)03-6418-1008
http://www.ktrading.co.jp/yek