
飯塚優子は大阪音楽大学短大部を卒業後、ドイツ、オーストリアで研鑽を積んだソプラノ。
多彩なレパートリーを自在に歌いこなし演奏活動を展開するほか、プロデューサーとしての顔も持ち、オペラの可能性を広げるべくこれまでに数多くの公演を企画している。2016年からは自身のソロ活動にさらに力を入れ、定期的にリサイタルを開催。オペラ・アリアはもちろん、ミュージカルのナンバー、ジャズのスタンダードまで幅広いプログラムで観客を魅了している。
「グロリアス」と題された今回のリサイタルは、飯塚にとって原点回帰ともいえるもので、いわく「天からの贈り物」であるオペラを称えるかのような楽曲が並ぶ。《トスカ》や《マノン・レスコー》などの名アリアを飯塚の華麗な歌唱で堪能できる。ピアノ伴奏には、長年共演を重ねる納谷結花が迎えられ、天から降り注ぐような音色が特長のキリスト品川教会グローリア・チャペルに魅力的な演奏が響き渡る。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2025年3月号より)
飯塚優子 オペラコンサート「GLORIOUS」
2025.3/28(金)19:00 キリスト品川教会 グローリア・チャペル
問:ニューオペラコーポレーション090-1855-9042
https://yuko-iizuka.bitter.jp