コンスタンチン・シェルバコフ(ピアノ)

ロシアから卓越したピアニストがまた一人

 しなやかな感性と確かな技巧、そして、バロックから現代に至る幅広いレパートリーで、世界中の聴衆を魅了しているピアノの名匠、コンスタンチン・シェルバコフ。ロシア・シベリアのバルナウル出身、モスクワ音楽院などに学び、モントリオールやチューリヒなど主要な国際コンクールで入賞を重ね、1983年には第1回ラフマニノフ・コンクールで優勝を果たした。92年からはスイスに拠点を移し、各国の一線オーケストラと共演、ザルツブルクやブレゲンツをはじめ、主要な音楽祭にも出演。世界中から注目を浴びるピアニストの1人となっている。
 今回の来日リサイタルのプログラムは、前半に、第14番「月光」と第23番「熱情」というベートーヴェンの2大ピアノ・ソナタを。後半では、「序奏とロンド」(作品16)、「バラード第3番」、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」と、ピアノの詩人ショパンの佳品を詰め込んだ。多面的な名匠の、響きの粋が堪能できそう。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年4月号から)

5/9(土)14:00 トッパンホール
問:プロアルテムジケ03-3943-6677 
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