小澤征爾、高松宮殿下記念世界文化賞 受賞

 第23回「高松宮殿下記念世界文化賞」(主催:日本美術協会)の受賞者が発表され、音楽部門では指揮者の小澤征爾が受賞した。同賞は日本美術協会の設立100年を記念して、前総裁高松宮殿下の「世界の文化芸術の普及向上に広く寄与したい」というご遺志を継ぎ、1988年に創設された。同賞には音楽、絵画、彫刻、建築、演劇・映像の全5部門があり、音楽部門以外の受賞者は、絵画部門:ビル・ヴィオラ、彫刻部門:アニッシュ・カプーア、建築部門:リカルド・レゴレッタ、演劇・映像部門:ジュディ・デンチ。また、2011年の若手芸術家奨励制度受賞者にはサウスバンク・シンフォニアとロイヤル・コート劇場若手劇作家プログラムの2団体が選出された。授賞式典は日本美術協会総裁の常陸宮殿下・同妃殿下臨席のもと、10月19日に東京の明治記念館で行われ、5部門の受賞者にはそれぞれ顕彰メダルと感謝状および賞金1,500万円が贈られる。若手芸術家奨励制度の受賞者には、7月のロンドンでの記者発表においてそれぞれ奨励金250万円が贈られた。

高松宮殿下記念世界文化賞HP