美の饗宴2015

能とバレエの華麗な競演!

 能とバレエの世界的アーティストが能楽堂で共に舞う、という夢のような企画が新春に実現する。主な出演は、人間国宝の観世流能楽師、梅若玄祥 に、パリ・オペラ座バレエ団の人気エトワール、マチュー・ガニオと妹のマリーヌ・ガニオ。何とも豪華な顔ぶれだが、演目も実にユニークだ。梅若玄祥が能の名作『土蜘』(1/6大阪)と『菊慈童』(1/8東京)を披露すれば、マチューは、この公演のために特別にアレンジされたジョルジオ・マンシーニ振付のソロ『それでも地球は動く』を日本初演する。さらに楽しみなのは、マスネ作曲の『タイスの瞑想曲』が梅若玄祥の創作能舞と、マチューとマリーヌ兄妹によるプティ振付のパ・ド・ドゥの2種類のスタイルで踊られることだ。同作品は、プティが、マチューの母のドミニク・カルフーニのために創作したもので、かつて両親が十八番としたこの名作を兄妹がいかに現代に蘇らせてくれるのか興味は尽きない。
文:渡辺真弓
(ぶらあぼ + Danza inside 2015年1月号から)

2015.1/6(火)19:00 大阪能楽会館 
問:キョードーインフォメーション06-7732-8888
1/8(木)19:00 国立能楽堂 
問:サンライズプロモーション東京0570-00-3337