第8回東京音楽コンクール受賞者決定

 第8回東京音楽コンクールの本選が8月23日(月)、24日(火)、26日(木)、27日(金)に東京芸術劇場で行われ各部門の入賞者が決定した。このコンクールの特色は、本選でオーケストラ伴奏による審査が行われること、観客の投票による「聴衆賞」が設けられていることのほか、入賞者個人のリサイタルを支援し、また東京文化会館自主事業や東京都歴史文化財団の他施設が主催する事業および東京都交響楽団事業に入賞者を推薦することなどがある。審査委員は大友直人(統括責任者/東京文化会館音楽監督)、堤剛(コンクール顧問)、清水和音(ピアノ)、前橋汀子(ヴァイオリン)、松裕(ホルン)、大島幾雄(バリトン)ら。各部門第1位受賞者は以下のとおり。
【ピアノ部門】 安部まりあ(1988年生・上野学園大学音楽学部演奏家コース在学中)
【弦楽部門】 二瓶真悠(ヴァイオリン/1991年生・東京芸術大学在学中)
【金管部門】 多田将太郎(トランペット/1985年生・東京音楽大学卒業)
【声楽部門】 上田純子(ソプラノ/1981年生・国立音楽大学大学院修了,新国立劇場オペラ研修所在籍中)
 観客の投票により決定された聴衆賞は、声楽部門を除き各部門の第1位受賞者が同時に受賞し、声楽部門は高橋華子(メゾソプラノ)が受賞した。各部門の第1位受賞者は第8回東京音楽コンクール優勝者コンサート(2011年1月8日・東京文化会館)に出演する予定。
東京文化会館