Music Weeks in TOKYO 2014 小曽根真(ピアノ)&アルトゥーロ・サンドヴァル(トランペット)

ジャズアップしたショスタコーヴィチとラヴェル!?


 東京文化発信プロジェクトの一環として、音楽文化の活性化、創造力の向上を目指し、様々な事業を一体的に展開する音楽フェスティバル『Music Weeks in TOKYO 2014』。5年目を迎える今年のメイン公演には、前回に引き続き小曽根真が登場する。
 今回、小曽根の相手役を務めるのは、アルトゥーロ・サンドヴァル。前回の共演者であるパキート・デリべラとともに伝説のグループ「イラケレ」を創設し、その後様々なジャンルを横断する活動で幾度ものグラミー賞、エミー賞に輝く、キューバが生んだスーパー・トランペット奏者である。
 そのサンドヴァルと小曽根が、東京都交響楽団をバックに今回きかせてくれるのが、ショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第1番とラヴェルの「ボレロ」。前者はご存知のように「ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲」という編成で、ピアノとトランペットの密接なやりとりはジャズにおけるインタープレイに通じる、まさに彼らにうってつけの作品と言えるだろう。一方、後者は“小曽根スペシャル”と銘打ち、ピアノをフィーチャーした特別なアレンジで演奏されるという。あの名曲がどう生まれ変わるのか、要注目だ。さらにもう一つ見逃せないのが、後半のジャズ・セッション。二人が生み出す刺激的な空間は、ジャズ/クラシックの枠を超えて、必ずやオーディエンスを魅了するはずだ。
文:藤本史昭
(ぶらあぼ 2014年6月号から)

10月24日(金) 東京芸術劇場コンサートホール
10月25日(土) オリンパスホール八王子
問:東京文化会館チケットサービス03-5685-0650 
http://www.t-bunka.jp