ピアニストの河村尚子が第51回(2019年度)サントリー音楽賞を受賞した。同賞は、公益財団法人サントリー芸術財団が、洋楽文化の発展に顕著な業績をあげた個人または団体を顕彰し、贈呈している。
河村は、2006年ミュンヘン国際コンクール第2位、07年クララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝。ドイツを拠点に、ヨーロッパや日本でリサイタルを行うほか、ウィーン響、バイエルン放送響などにソリストとして迎えられ、室内楽ではチェリスト、クレメンス・ハーゲンと共演するなど積極的な活動を展開している。現在はエッセンのフォルクヴァング芸術大学教授を務める。今回は、 19年に完結したベートーヴェン・ピアノソナタ・プロジェクトなど近年の活動の充実に加え、さらなる飛躍の可能性が評価されての受賞となった。
サントリー芸術財団
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