真冬に心温まる音楽を聴かせたい
東京音楽コンクール入賞者の瑞々しい演奏を届けている、東京文化会館のシリーズ「モーニングコンサート」。今回は第8回金管部門で第2位となった、トロンボーンの玉木優が登場する。京都市立芸大からスイス・ベルン芸大に学び、米ミシシッピ響や東京佼成ウインドオーケストラを経て、現在は南デンマーク・フィルの副首席奏者を務める玉木。ピアノの高良仁美とのステージは、ヨルゲンセンの組曲やグレンダール、ラーションの協奏曲など、北欧の作曲家による佳品を中心に。ガーシュウィン「サマータイム」など耳慣れた旋律やトークも交えて披露。「デンマークには“ヒュッゲ”(温かく心地いい雰囲気)という言葉があります。日本語では“ほっこり”と言い換えられましょうか。そんな心温まる演奏会にしたい」と語る。また、後進の指導にも力を注ぐ玉木は、ステージ翌日から3日間にわたり、高校生以上を対象としたワークショップも開催。受講生募集はすでに締め切ったが、当日の聴講の申し込みはまだ間に合う。
文:笹田和人
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年2月号から)
モーニングコンサート
2/10(水)11:00 東京文化会館(小)
ワークショップ
2/11(木・祝)、2/12(金) 東京芸術劇場 シンフォニースペース
2/13(土) 東京文化会館(小)
問:東京文化会館チケットサービス03-5685-0650
http://www.t-bunka.jp