ハルサイジャーナル Pick Up♪ 《マノン・レスコー》の魔力

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《マノン・レスコー》の魔力
東京・春・音楽祭の人気企画の一つ、「プッチーニ・シリーズ」。イタリア・オペラ屈指の人気作曲家、プッチーニの名作を演奏会形式で堪能できる本シリーズですが、今年は彼の出世作となった《マノン・レスコー》を取り上げます。2年前の同シリーズ《ラ・ボエーム》でタクトをとった名匠 ピエール・ジョルジョ・モランディが再登場、題名役 イヴォナ・ソボトカをはじめ欧米の歌劇場で活躍する一流の歌手陣がそろいます。
粗削りな部分も含め、若かりしプッチーニのあふれる熱量や生命力が魅力の《マノン・レスコー》。このコラムでは、同作の“魔力”について、音楽評論家の香原斗志さんがじっくりと紹介しています。

文:香原斗志(音楽評論家)

《マノン・レスコー》初演を記念するポストカード

東京・春・音楽祭2024で《ラ・ボエーム》を指揮するピエール・ジョルジョ・モランディ
©︎平舘 平

《マノン・レスコー》の魔力

 1893年2月1日、トリノ王立劇場で初演された《マノン・レスコー》は、ジャコモ・プッチーニ(1856-1924)の3作目のオペラで、不評だった前の2作と違い、大ヒットして出世作となった。まだ経験が乏しかったこともあり、のちの作品にくらべると統一感に欠けるし、筋書きもつかみにくい。その代わりに、円熟してからの作品では味わえない若い生命力がみなぎっている。
 それだけではない。創意に富んだ美しく豊かな旋律があふれ、オーケストレーションも和声もじつに斬新である。のちにプッチーニらしさとされるスタイルは、萌芽も交えればすでにみな盛り込まれ、しかも、技巧的なわざとらしさや芝居臭さと無縁で、詩的な純粋性が味わえる。・・・・


東京春祭プッチーニ・シリーズ vol.7 《マノン・レスコー》(演奏会形式) 【ライブ配信あり】

2026.4/16(木)18:30、4/19(日)15:00 東京文化会館

●出演
ピエール・ジョルジョ・モランディ(指揮)、イヴォナ・ソボトカ(マノン・レスコー)、ルーチョ・ガッロ(レスコー)、リッカルド・マッシ(デ・グリュー)、読売日本交響楽団(管弦楽)、新国立劇場合唱団(合唱) 他

●料金(税込)
S¥24,500 A¥20,500 B ¥16,500 C¥13,000 D¥9,500 E¥7,000
U-25 ¥3,000

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