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クラングフォルム・ウィーン 「トリッチ・トラッチ」世界初演レポート
今年の東京・春・音楽祭出演団体で聴き逃せないのが、現代音楽アンサンブルの雄「クラングフォルム・ウィーン」。その一夜を彩るのは……なんとJ.シュトラウスⅡ世 生誕200年に寄せて、彼の名曲の数々をオーストリア出身の現代作曲家、W.ミッテラーがリミックスした新作が日本初演されます。
はたしてその響きやいかに……? 現地在住の佐藤美晴さんによる世界初演のレポートを読んで、”ワルツ王”の歴史に刻まれる新たな1ページを見届けに行きましょう!
文:佐藤美晴

©Klangforum Wien/Christina Kastner
クラングフォルム・ウィーン 「トリッチ・トラッチ」世界初演レポート
J.シュトラウス2世―200年の時を超えて
東京・春・音楽祭に、現代音楽の新たな地平を切り拓くアンサンブル、クラングフォルム・ウィーンがやってくる。彼らの二つのコンサートのうちの一つが「クラングフォルム・ウィーンⅡ―J.シュトラウス2世生誕200周年に寄せて」であり、新作「トリッチ・トラッチ」(2025)が演奏される。名曲「トリッチ・トラッチ・ポルカ」の名を冠したこの愛らしい名前の作品は、オーストリア出身の作曲家ヴォルフガング・ミッテラー(1958-)が、ワルツ王ヨハン・シュトラウス2世の名曲19曲をリミックスし、クラングフォルム・ウィーンのために書き下ろした新作である。
日本公演に先立ち、2025年1月27日、ウィーンのコンツェルトハウスでその世界初演が行われた。その時の模様をここにレポートする。……
クラングフォルム・ウィーン II
J.シュトラウス2世 生誕200年に寄せて ライブ配信あり
2025.3/28(金)19:00 東京文化会館(小)
●出演
指揮:ティム・アンダーソン
クラングフォルム・ウィーン
●曲目
J.シュトラウス2世 ー great hits / a remix
W.ミッテラー:トリッチ・トラッチ(日本初演)
ヴォルフガング・ミッテラーによって生まれ変わる、J.シュトラウス2世のワルツやポルカ
[使用予定曲]
トリッチ・トラッチ・ポルカ、アンネン・ポルカ、仲良しのワルツ、ハンガリー万歳!、春の声、ウィーンの森の物語、皇帝円舞曲、クラップフェンの森で、芸術家の生活、浮気心、女性賛美、ペルシャ行進曲/他
●料金(税込)
¥8,000(全席指定)
U-25 ¥2,000
ネット席 ¥1,500
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