日本フィルが「2011年香港芸術祭」に参加

香港の最大の芸術イベント「香港芸術祭」に、来年日本フィルハーモニー交響楽団が日本のオーケストラとして初めて参加することが発表された。この芸術祭は、音楽、オペラ、ダンス、演劇など様々な分野で世界的に活躍している芸術家・団体が集まり1ヵ月にわたり公演が繰り広げられる。1956年から開催されており、今回は55周年を記念する公演になるという。期間は2011年2月17日から3月27日で会場は香港文化センター・コンサートホール。日本フィルは、3月18日、19日に登場。指揮はいずれも同フィル首席指揮者のアレクサンドル・ラザレフ。18日は中学生向けのエデュケーショナル・プログラムとしてブリテン「青少年のための管弦楽入門」とプロコフィエフ「ロミオとジュリエット組曲」。19日は芥川也寸志「交響管弦楽のための音楽」、グリエール「コロラトゥーラ協奏曲」(ソプラノ:幸田浩子)、ラフマニノフ「ヴォカリーズ」(同)、プロコフィエフ「交響曲第7番」をとりあげる。ちなみに同年の「香港芸術祭」には、チェチーリア・バルトリ、マーク・エルダー(指揮)ハレ管弦楽団、聖トーマス教会合唱団、リッカルド・シャイー(指揮)ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ベルリーナ・アンサンブル、ウテ・レンパー、ニューヨーク・シティ・バレエ、北京コンテンポラリー・ダンス・シアター、ピナ・バウシュ・ヴッパタール舞踊団などの参加も予定されている。チケットは10月6日よりインターネットでの予約を開始する予定。
2011年香港芸術祭

日本フィルハーモニー交響楽団