九州交響楽団 邦人作品の名曲プログラムをライブ配信

和太鼓とオーケストラによる迫力のサウンド

※出演者の変更について(第31回名曲・午後のオーケストラ)

 カーネギーホールへの出演やベルリン・フィルとの共演など、世界を股に掛けた活動を展開し、今年の「福岡アジア文化賞」大賞にも輝いた和太鼓奏者の林英哲。そんな国際派の名手が岩村力指揮の九州交響楽団と共演し、ダイナミックなサウンドで聴衆を圧倒する。

左:岩村力(c)Naoyasu Uema 右:林英哲(c)M.Tominaga

 林は和太鼓集団「佐渡・鬼太鼓座」「鼓童」のコアメンバーとして11年にわたって活躍し、1982年にソロ活動を開始。昨年で演奏活動50周年を迎えた。今回は、1994年に林が初演し、2000年のベルリン・フィルのヴァルトビューネ(野外演奏会)でもソリストを務めた松下功「和太鼓協奏曲『飛天遊』」を披露。外山雄三「管弦楽のためのラプソディ」でも、迫力のサウンドを響かせる。
 さらに、松下の幻想曲「通りゃんせ」、映画『ゴジラ』の有名なテーマを含む伊福部昭「SF交響ファンタジー第1番」や、弦楽合奏の清冽かつ豊潤な音色が印象的な廣瀬量平「朝のセレナーデ」と武満徹「3つの映画音楽」から〈ワルツ〉、佳品も併せて聴く。なお、当公演はインターネットの同時配信でも視聴できるハイブリッド形式での開催。公演翌日からは約2週間のアーカイブ配信も行われる。

文:笹田和人

※林英哲氏に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたため、ソリストは田代誠氏に変更となります。
詳細は公式サイトをご確認ください。
公式サイト:出演者の変更について(第31回名曲・午後のオーケストラ)

【Information】
九州交響楽団
第31回名曲・午後のオーケストラ

2022.11/23(水・祝)14:00 アクロス福岡シンフォニーホール

指揮:岩村力
太鼓:田代誠
※林英哲氏に新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されたため、ソリストは田代誠氏に変更となります。
詳細は公式サイトをご確認ください。
公式サイト:出演者の変更について(第31回名曲・午後のオーケストラ)

●曲目
伊福部昭/ SF交響ファンタジー第1番
廣瀬量平/朝のセレナーデ(弦楽合奏版)
外山雄三/管弦楽のためのラプソディ(改訂版)
武満徹/「3つの映画音楽」より『ワルツ』
松下功/幻想曲「通りゃんせ」
松下 功/和太鼓協奏曲「飛天遊」
●料金
S席¥6,000 A席¥5,000 B席¥4,000 学生席¥1,500 車椅子席¥4,000
配信チケット¥2,000

問:九響チケットサービス092-823-0101
http://kyukyo.or.jp
https://curtaincall.media/member/page/live/kyushusymphony(配信)