Tag Archive for 盛田麻央

【ゲネプロレポート】東京二期会《メリー・ウィドー》新制作

 11月25日、東京二期会のオペレッタ《メリー・ウィドー》が開幕した。オペレッタ公演は東京二期会の「柱」のひとつであり、《メリー・ウィドー》は《こうもり》に次いで上演回数が多い人気演目だが、今回は令和の時代にふさわしい新制作の舞台だ。11月26日、28日に出演する宮本益光&腰越満美組の最終総稽古(ゲネラル・プローベ)を…

東京文化会館 オペラBOX オペラ 《泣いた赤おに》

心を打つ児童文学の名作による日本オペラ、4年ぶりの再演  人間と仲良くなりたいと願っていた、心優しい赤鬼。しかし、その姿ゆえ、誰も近づこうとしない。そんな赤鬼を不憫に思った親友の青鬼が「自分が悪者のふりをして村で暴れ、君が退治したら、人間と仲良くなれるはず」と提案。策は功を奏し、赤鬼は人間たちと仲良しに。しかし、赤鬼が…

【CD】ドビュッシーとパリの詩人たち/青柳いづみこ&高橋悠治

 日本を代表するドビュッシー研究家・ピアニストである青柳いづみこによる本ディスクは、ドビュッシーの「印象派」というイメージをくつがえす重要なものとなっている。ドビュッシーは象徴派や高踏派の詩人と親交を結び、影響を受けた楽曲を数多く残した。詩と密接に結びついた音楽が青柳と高橋悠治との連弾や青柳と盛田麻央のデュオによって紡…

青柳いづみこ(ピアノ/トーク) 未完のオペラ《アッシャー家の崩壊》

エドガー・アラン・ポーの怪奇と頽廃の美を音で描いたドビュッシー  ドビュッシーの演奏・研究で高い評価を受けてきた青柳いづみこが、1月11日にドビュッシーの未完のオペラ《アッシャー家の崩壊》の試補筆版上演を行う(コンサート形式、昼夜2公演)。同オペラはエドガー・アラン・ポーの小説に基づくが、2019年はポーの生誕210年…

千住 明:オペラ《万葉集》 明日香風編(演奏会形式)

美しき大和ことばが紡ぎ出すいにしえの恋物語  2009年に初演されて以来、好評を得て再演を重ねてきた千住明のオペラ《万葉集》。その第1部「明日香風編」が、2月18日、八王子のいちょうホールで演奏会形式によりふたたび披露される。  俳人として人気の黛まどかが台本執筆を行った《万葉集》は2部からなるオペラで、その第1部「明…

青柳いづみこ(ピアノ)

 名手たちとの共演で多彩な内容を再現  ドビュッシーは来年没後100年を迎える。晩年の活動の軌跡を浮き彫りにしようと、青柳いづみこは2014年からカウントダウン企画のコンサートシリーズを自ら行ってきた。今年は〈1917年のドビュッシー〜最後のコンサート〜〉と題し、最晩年に作曲家が「弾いた曲、聴いた音楽、校訂した作品」に…

日生劇場がオペラ《ルサルカ》関連イベントを無料開催

 今年11月、日生劇場で山田和樹指揮、宮城聰演出によるNISSAYOPERA2017オペラ《ルサルカ》が上演される。  本公演に先がけ、同劇場では関連コンサートとレクチャーを行う。  第1弾は6月14日(水)、「オペラ・オードブル・コンサートvol.5月に寄せる歌」と題し、オペラ公演でルサルカ役を歌う田崎尚美らによる無…

横浜みなとみらいホール 小ホール・オペラシリーズ Ⅱ プーランク:オペラ《人間の声》

ベテランと新鋭が取り組む難曲モノ・オペラ  アロー、アロー(もしもし、もしもし)…舞台には自室の電話に向かって何度も叫ぶ女が一人。受話器の向こうには、別れたばかりの男がいる。千々に乱れる思いそのままに電話は混線し、女の精神も混乱していく。  《人間の声》は19世紀の華やかなオペラとは対照的に、孤独な現代人の生きざまを、…

東京文化会館 夏休み子供音楽会2016

大人も楽しめる本格的なプログラム  上野の森にあるクラシックの殿堂・東京文化会館が夏休みの1日、子ども向けに解放される! 大ホールでは若きマエストロ・大井剛史の指揮&トーク、東京都交響楽団の演奏によるコンサートを開催。約1時間のプログラムだが、ロッシーニ《セビリアの理髪師》やヴェルディ《アイーダ》に登場する有名なオーケ…

黒田 博(バリトン)

モーツァルトのオペラは自分を取り戻せる場所ですね  ワーグナーの《マイスタージンガー》の凛々しいハンス・ザックスから、ヴェルディの《オテロ》の“色悪”ヤーゴまで、濃色の美声と際立つ容姿で様々な男性像を光らせてきたバリトン、黒田博。東京二期会を牽引する大物スターながら、舞台姿も素顔もひときわ若々しい彼が、来る7月、モーツ…