ドイツの名門金管アンサンブル、ジャーマンブラスが全国をかけめぐる!

 ドイツ最高峰の金管アンサンブル、ジャーマンブラスが東京、大阪、岐阜、鹿児島、静岡を巡る来日ツアーを行う。1974年に誕生し、今や50年を超える歴史をもつ屈指の金管アンサンブルだ。なんといってもメンバーがすごい。全員がドイツの名門オーケストラで実績を誇るプレーヤーなのだ。ハンブルク・フィル首席トランペット奏者であり、ソリストとしても大活躍中のマティアス・ヘフスを筆頭に、ベルリン・ドイツ・オペラのトランペット首席ウーヴェ・ケラーや、元ベルリン・フィルのホルン奏者で多才で知られるクラウス・ヴァレンドルフ、NDR放送フィルのトロンボーン首席エミール・ハデラーら、そうそうたるメンバーがそろう。

 プログラムは前半がバッハを中心とするクラシック、後半が世界各国の音楽をオリジナルアレンジで演奏する「ジャーマンブラス世界紀行」となっている。名手たちの至芸を存分に味わいたい。

文:飯尾洋一

(ぶらあぼ2025年10月号より)

ジャーマンブラス 2025 日本ツアー
2025.10/6(月)19:00 東京オペラシティ コンサートホール
10/10(金)19:00 豊中市立文化芸術センター
問:プロアルテムジケ03-3943-6677 
https://www.proarte.jp
※岐阜、鹿児島、静岡公演あり。


飯尾洋一 Yoichi Iio

音楽ジャーナリスト。著書に『クラシックBOOK この一冊で読んで聴いて10倍楽しめる!』新装版(三笠書房)、『クラシック音楽のトリセツ』(SB新書)、『マンガで教養 やさしいクラシック』監修(朝日新聞出版)他。音楽誌やプログラムノートに寄稿するほか、テレビ朝日「題名のない音楽会」音楽アドバイザーなど、放送の分野でも活動する。ブログ発信中 http://www.classicajapan.com/wn/