生演奏と配信の両方で楽しむ、夏の名物企画
文:笹田和人
ベートーヴェンの 「運命」、シューベルト の「未完成」、そしてドヴォルザークの「新世界より」。「これだけは聴いておきたい」というクラシックの“定番”3作品を、一夜にして楽しめる、九州交響楽団の真夏の夜のコンサート「三大交響曲の夕べ」の第6回目が8月10日、福岡サンパレスホテル&ホールで開かれる。
クラシックファンでなくとも、誰もが一度は耳にしたことのある「三大交響曲」。“通俗名曲”と言うなかれ。旋律美と構成美に溢れた傑作だからこそ、聴きやすい一方、筋金入りのマニアにとっても、指揮者ごとのアプローチの違いを確かめる絶好の機会に。今回タクトを執るのは、バッハ・コレギウム・ジャパンの首席指揮者で、作・編曲も手掛けるなど、多才なマエストロ・鈴木優人。九州大学の客員教授を務めており、実は福岡とも縁が深い。
また、会場へ足を運べない人のため、今年はインターネット配信でも視聴できるハイブリッド形式で開催(アーカイブ配信あり)。ライブならではの臨場感ある演奏が、お茶の間に居ながらにして楽しめる。
九州交響楽団
三大交響曲の夕べ
2022.8/10(水)18:45 福岡サンパレスホテル&ホール
指揮:鈴木優人
ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調「運命」
シューベルト:交響曲 第7番 ロ短調「未完成」
ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調「新世界より」
●料金
S席¥6,000 A席¥5,000 B席¥4,000 学生席¥1,500 車椅子席¥4,000
配信チケット¥2,000
問:九響チケットサービス092-823-0101
http://kyukyo.or.jp
https://curtaincall.media/kyushusymphony(配信チケット)