「ホールで、全身を音に包まれたい」
このことがこんなにも贅沢な望みであるのかと感じてしまう、不思議な時間です。
以前に比べアンバランスな日々ですが、気持ちの核心が整うように自然の力が働いて、少しでも心穏やかになるよう願うばかりです。
最高のわがままを述べさせていただくと、はやくホールやサロンで音を浴びたい、奏でたい、共演者やお客様と同じ音時間、共鳴音を感じたい!これに尽きますが、今後大きく変化するであろうこの環境の中で出来る事に取り組みつつ、一方で我々が魅了され続けている素晴らしい芸術作品本来の魅力を堪能出来る場所は絶対に死守しながら、偉大な文化遺産を愉しむことができる機会に向け邁進するのみだと思っております。
プライベートのことでは、最近ようやく板に付いてきたのですが、娘(小学二年生)の専属シェフ(三食プラスおやつ、本当によく食べる!)に、自宅学習なのでマンツーマン家庭教師(これが一番苦闘しています・・・)、そして好奇心旺盛で元気いっぱいな娘の遊び相手となりながら、生徒さんのオンラインレッスンやプロジェクトのオンライン打ち合わせ等で慌ただしい毎日です。栄養の考えられた給食を作ってくださっている方々、勉強を教えてくださる先生方、シッターさん、プロの方々の偉大さ、有り難さを、改めて感じる日々です。
そして、このように不自由無く家で過ごすことが出来ていることは、この状況下でもインフラを支えてくださっている方々のおかげです。有り難い気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
また、医療の現場で日々頑張ってくださっている方々のことを想いながら引き続きstay home期間を過ごしてまいります。