“炎のマエストロ”が次世代の若き才能たちを熱く導く
「音楽大学オーケストラ・フェスティバル」は、首都圏の音楽大学が協力し、交流をもつことを目的に始まった企画。首都圏9つの音楽大学と2つの公共ホール(東京芸術劇場、ミューザ川崎シンフォニーホール)が連携して行っている。この特別編として、各大学の選抜メンバーによる「音楽大学フェスティバル・オーケストラ」が開催される。今回は日本を代表する指揮者であり、世界でもその名を轟かせる巨匠である「炎のコバケン」こと小林研一郎が、ベルリオーズの「序曲『ローマの謝肉祭』」に「幻想交響曲」、チャイコフスキーの「序曲『1812年』」という“十八番”のプログラムで若き才能たちを導く。“炎の”という代名詞そのままに、どこまでも熱い演奏が繰り広げられるはずだ。本公演は2016年から地方の音楽大学とも交流を図ってきており、今回は北海道と沖縄の学生も参加する。新しい風を呼び込んでくれることであろう。未来の音楽界を担う若きスターたちの演奏をぜひ輝かしいプログラムで味わってほしい。
文:長井進之介
(ぶらあぼ2019年3月号より)
2019.3/30(土)15:00
東京芸術劇場 コンサートホール
問:東京芸術劇場ボックスオフィス0570-010-296
http://www.geigeki.jp/
2019.3/31(日)15:00 カルッツかわさき
問:ミューザ川崎シンフォニーホール044-520-0200/カルッツかわさき044-222-5223
https://www.kawasaki-sym-hall.jp/