歌に溢れるゴージャスなクリスマス
アメリカ音楽の魅力を伝える第一人者としてジャンルを超えて活躍するソプラノ、柴田智子がプロデュースする何とも彼女らしい素敵なプログラム。前半の目玉はオペラやミュージカル・シーンで活躍する現代の米国人作曲家リッキー・イアン・ゴードン作の〈Stars〉や〈Will there really be a morning?〉といった知られざる佳曲から、コンポーザー・ピアニスト森田花央里の編曲によるフォスター〈金髪のジェニー〉、そしてコンポーザー・チェリスト横溝宏幸のアレンジでシアター・ピース風に生まれ変わった〈月の沙漠〉や〈シャボン玉〉などの唱歌たち。後半舞台は一変し、クリスマスを祝う場所へ。将来を期待される若手シンガーのJeity、ユーリック武蔵、たいしろうの3人が「Juicy Boys」として登場。クリスマス曲やミュージカル・ナンバー(※今年トニー賞に輝いた『迷子の警察音楽隊』の曲あり)をソロやユニットで披露する。柴田もオペラやオペレッタを絲井勇太のベース1本で歌い上げる予定。まさに歌の贈り物!
文:東端哲也
(ぶらあぼ2018年12月号より)
2018.12/15(土)18:30
豊洲シビックセンターホール
問:TSPI 03-3723-1723
http://www.tomokoshibata.com/