※お詫びと訂正※ NHKバレエの饗宴2016

ルグリの指導を受けた若手も登場、一夜限りの華麗なる祝祭

【お詫びと訂正】
ぶらあぼ2016年3/18発行 2016年4月号「Danza Catch Up」254ページに掲載しました
『NHKバレエの饗宴2016』の記事に誤りがありました。

誤:マクミラン版『レ・ランデヴー』
正:アシュトン版『レ・ランデヴー』

関係各位および読者のみなさまにはたいへん御迷惑をおかけしました。
お詫びし訂正いたします。


 日本を代表するバレエ団が一堂に会する公演として、2012年に始まった〈NHKバレエの響宴〉。5回目となる今回は装いも新たに、一夜限りの響宴が繰り広げられる。
 まず注目したいのは、マニュエル・ルグリが参画すること。ブルノンヴィル振付『ゼンツァーノの花祭り』のパ・ド・ドゥと『ナポリ』のパ・ド・シスに出演する8人の若手ダンサーを、ルグリが自らオーディションで選抜・指導して舞台に臨ませるのだ。06〜07年にNHKで放映された「スーパーバレエレッスン パリ・オペラ座 永遠のエレガンス」の続編のような試みである。
 オペラ座の往年のエトワールとしてバレエファンを魅了、現在はウィーン国立バレエ団の芸術監督を務めるルグリの、指導者としての手腕に注目したい。今年2月に開催されたローザンヌ国際バレエコンクールの決勝出場者、木村楓音(かのん)と吉江絵璃奈が参加していることも興味深い。
 もう一つの話題が、日本のバレエ団による新作の上演。谷桃子バレエ団のメンバーたちが総出演し、同団の若手振付家、日原永美子が振付を手がける『オセロー』を初演する。
 スターダンサーズ・バレエ団と小林紀子バレエ・シアターは、各々の十八番演目であるチューダー版『リラの園』とアシュトン版『レ・ランデヴー』を上演。さらにウィーン国立バレエ団でソリストを務める橋本清香と木本全優、英国のバーミンガム・ロイヤル・バレエ団の平田桃子とセザール・モラレスがデュエットを踊り、華を添える。
文:上野房子
(ぶらあぼ + Danza inside 2016年4月号から) 

4/10(日)15:00 NHKホール
問:0570-063-050(ローソンチケット内) 
http://www.nhk-p.co.jp/event