ニキータ・ボリソグレブスキー(ヴァイオリン)の妙技を味わい尽くす、J.S.バッハ&イザイの無伴奏リサイタル!

©Marco Borggreve

 2007年のチャイコフスキー国際コンクールで第2位に入賞し、2010年のシベリウス国際ヴァイオリン・コンクールおよびクライスラー国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した、ニキータ・ボリソグレブスキー。1985年、ロシアのヴォルゴドンスク生まれの彼は、モスクワ音楽院で学んだのち、ベルギーのエリザベート王妃音楽院でオーギュスタン・デュメイに、ドイツのクロンベルク・アカデミーでアナ・チュマチェンコに師事した。その後、NHK交響楽団と2017、19、24年に共演するなど、日本の音楽ファンにもお馴染みである。アトリウム弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンも務める。

 今回は、イザイとJ.S.バッハの無伴奏ヴァイオリン作品によるリサイタルをひらく。イザイゆかりのエリザベート王妃音楽院で学んだボリソグレブスキーにとって、この作曲家の無伴奏ソナタは、バッハの作品と並んで最も重要なレパートリーである。ボリソグレブスキーのヴァイオリンの魅力が満喫できるに違いない。

文:山田治生

(ぶらあぼ2026年4月号より)

第569回日経ミューズサロン ニキータ・ボリソグレブスキー 無伴奏ヴァイオリン・リサイタル「J.S.バッハ&イザイ」
2026.4/27(月)18:30 日経ホール
問:日経公演事務局03-5227-4227
https://art.nikkei.com


山田治生 Haruo Yamada

音楽評論家。1964年、京都市生まれ。1987年慶應義塾大学経済学部卒業。雑誌や演奏会のプログラム冊子に寄稿。著書に「トスカニーニ」、小澤征爾の評伝である「音楽の旅人」、「いまどきのクラシック音楽の愉しみ方 」、編著書に「戦後のオペラ」、「バロック・オペラ」、「オペラガイド」、訳書に「レナード・バーンスタイン ザ・ラスト・ロング・インタビュー」などがある。