日本舞台写真家協会は新国立劇場と共催で、「舞台写真展 彩(いろどり) ―舞台の記憶を紡ぐ―」を開催している。この展覧会は、初台アート・ロフト舞台衣裳展『うつろい-Utsuroi-』に合わせて企画され、同協会の写真家の作品と新国立劇場の舞台写真を展示することにより、“舞台”という非日常の世界を彩る衣裳の美と、その一瞬を切り取った写真ならではの魅力を同時に味わうという趣向だ。



日本舞台写真家協会は1988年に創立、これまでバレエ、オペラ、クラシック、伝統芸能、ポップスなど多彩なジャンルを撮り続けてきた。現在は67名が参加している。
舞台写真家には、演者の動きを先読みする観察力、作品の本質を捉える深い芸術理解、瞬間的に最適な構図を見極める判断力など、独自の技術・表現力が要求される。そのような世界で、長年にわたり舞台芸術の“一瞬の奇跡”を追い続けてきたプロたちの選りすぐりの作品が展示されている。
会期は2025年12月15日から2026年3月1日、新国立劇場3階ギャラリーで入場無料(8:00〜20:00)。さまざまな人々が舞台に込める想いを凝縮したような作品は、心に刻まれた舞台の記憶に新たな彩りを添えてくれるだろう。
文:編集部
新国立劇場「初台アート・ロフト」+日本舞台写真家協会
「舞台写真展 彩(いろどり) ―舞台の記憶を紡ぐ―」
2025.12/15(月)〜2026.3/1(日) 8:00〜20:00 新国立劇場オープンスペース(2・3階ギャラリー)
入場無料
https://www.jsps.info

